甲府モデル トム501 ペーパーキット

ついに甲府モデルのペーパーキットのトム501を購入しました。

実車はレール運搬に用いられていたようです。

そのため貨車はレールが積載できるように平らになっていて、クレーンのついた車両もあります。

トム501とありますがキットは5両セットです。

5両分なのでそれなりのお値段はします。

また、パッケージ記載の難易度は星4となっております。

これまで甲府モデルの貨車は2種類製作してきましたが

今回もうまくいきたいところ。

 

ruka-3050.hatenablog.com

 

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しかし製作では所々でミスをしていくことになります。

修正や反省点をこれから製作される方々への参考になれば幸いです...

 

さて、構成自体はいつもどおり2種類の紙(硬質紙、薄紙)からなりますが、

今回は3Dプリント製のクレーンが付属します。

では早速、組み立てをしていきます。

平貨車なので組み立ては切り出して積み上げて接着していく感じです。

このときの注意点としては、連結器の切り欠きがあるパーツが

下にくるように取り付けることと、ブレーキテコの切り欠きの向き、

そして車体がズレないように慎重に接着することです。

思い込みで進めず説明書をよく読むのが大事ですね。

私は間違えてしまいました...

こういったミスを防ぐために

向きと順番を記入しておくと間違える確率が下がります。

接着自体は樹脂製の透明接着剤を使いました。

その他補強等には瞬間接着剤を使用しましたが、

接着自体は木工ボンドでも大丈夫です。

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そのまま組み立てていくと側面下部が歪むことがあるので

瞬間接着剤を使って補強しました。

上面はレーザーカットにより繊細な表現がされていますが

鱗みたいになっているので端が剥がれることがあります。

これを防ぐため端部に瞬着を流し込んでおきました。

剥がれた箇所は瞬着パテで埋めてからニードルで彫り直しましたが

うまく彫れなかった部分もあります。

瞬着を流し込んだことにより固くなったので

荒れた側面にペーパーがけをしておきました。

写真では側面に埋めた跡がありますが、これはブレーキテコの取り付けの

切り欠きの向きを逆に接着してしまったためです。

ブレーキテコは車両によって取り付けが差し込むパターンと

切り欠きに沿って接着するパターンがありますが、

説明書では差し込むパターンしか描かれていません。

よく考えるとそうなんですが説明書に注意書き等あると嬉しいです...

こんな感じで切り欠きの向きに気を付けてブレーキテコを取り付けます。

曲げた箇所にも瞬間接着剤を流し込んで強度を上げておきました。

残りの車両も注意しつつ組んでいきます。

5両分あるので結構大変です。数日に分けて組みました。

カプラーと車輪はこの時点では取り付けませんが、

転がりを見ておきたかったので車輪を仮取付して試走だけしておきました。

車輪はカトーのビス止め台車用(黒)を使っています。

 

いよいよ塗装です。

まずは全体にガイアカラーのニュートラルグレー5を吹きました。

グレーですが黒に近いです。個人的には好きな色でよく使います。

次に上面の塗装ですが、実物は上面も黒でサビが全面に

浮き出てることもあるみたいでした。

甲府モデルさんの塗装見本では上面全体が

ウッドブラウンに近い色で塗られていました。

私もそれに倣い、側面をマスキングしてからウッドブラウンを吹きました。

せっかくの黒下地なのでモールドが際立つように吹いてみました。

ちなみに埋まってしまった箇所はその後彫り直しました。

こうしてみると最初に組んだ車両と最後に組んだ車両で差がありますね。

 

車体の塗装が終わったので積載パーツを仕上げていきます。

レールを吊り下げる山越器やレール滑り台、リン木はサフを吹きました。

断面はこの段階で整えます。

山越器はあらかじめ白を吹いてから

ガイアカラーのサンシャインイエロー吹き発色を良くしました。

レールキャッチ部分はモールドが繊細なので気を付けて塗装しました。

クレーンも同様に塗装して車体に接着しました。良いアクセントですね。

車輪とKATOカプラーも取り付けて連結しての走行が可能になりました。

最後にリン木やレール滑り台をタミヤのレッドブラウン2で塗装して完成です。

小さな貨車ですが5両となると長く感じます。

編成中に山越器を載せておくと黄色が目を引きますね。

ちなみに山越器は分解状態と展開した状態で作れますので、

こんな感じでレール運搬時の再現もできます。

今回はクレーンと同じ色で組みましたが、

山越器もいろんな色があるので銀色にしたり

浮き出た錆色を追加するのも良いでしょうね。

 

完成まで数か月かかりましたがこうして形になるとやっぱり嬉しいです。

こういった車両を多く出してくださる甲府モデルさんに感謝です。

 

この記事を書くちょっと前に新製品のアメリカ型の貨車が発売されたんですが、

これも購入したので今から組むのが楽しみです。

 

甲府モデルさんのHPには製品紹介、通販、作り方の注意点等もありますので

リンク貼っておきます。

kofumodel.amebaownd.com

 

 

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