装甲列車展示用ジオラマの制作

昨年12月に行われた「たのしむ展11」で装甲機関車を展示しました。

鉄道車両なのでレールも一緒に展示する予定でしたが、

せっかくなのでジオラマ仕立てにすることにしました。

この時点で展示会まで1週間切っていたので慌てて作業開始しました。

 

さて、ジオラマの土台ですが

今回は大きめのカーブを作ってみたかったので

それに見合う素材をセリアで探しました。

購入したのはこちらの「木製トレイロング」です。

長さが約26cmと機関車と炭水車が余裕で収まるサイズです。

奥行も10cmあるため自然なカーブを作ることができるでしょう。

今回はフレキシブルレールを曲げて大きめのカーブを表現していきます

(上の画像では予めカットしたフレキシブルレールを仮置きしています)。

ちなみにフレキシブルレールを使うのは初めてなので

やり方が違う箇所があると思います...

 

走行するギミックも取り入れたいので

まずはレールを裏返して、

連続している枕木パーツの一部をカットします。

フィーダー線の先端を剥いてハンダでメッキし、レールとハンダ付けしました。

このときレール側にもあらかじめハンダを流しておくとスムーズにいきます。

枕木パーツはプラなので熱で溶けやすいです。

気を付けて作業する必要がありますが少し溶けてしまいました...

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フィーダー線は裏側に通す必要があるのでドリルで穴を開けておきます。

穴の位置決めが難しいので仮置きの段階でレールの位置をケガいておきましょう。

フィーダー線が無理なく収まる位置にするのが良いと思います。

 

フィーダー線を通してレールの固定作業を行います。

固定にはゴム系接着剤を使うことが多いようですが、

振動防止のために敷いたプラ板と枕木を流し込み接着剤で接着してみました。

不安でしたが爪楊枝を使い固着まで抑えていたこともありしっかり固定できました。

また曲線の外側にはプラ板を挟みカント(線路の高低差)を表現しています。

 

次は地面を作成していきます。

地面部分は軽量樹脂粘土を盛り付けて表現しました。

レールの端もこのタイミングでカットして整えておきます。

大まかに金属用ニッパーでカットし、金属用やすりで丁寧に仕上げます。

ここが一番大変でした。

ちなみに将来の接続に備えて奥側を若干伸ばしています。

大きめのベースを使用しましたが

走行となるともう少し長くした方が良さそうなので。

 

乾燥したら塗装です。

地面の塗装にはタミヤの情景テクスチャーペイントのライトサンドを使いました。

そのままだと塗りにくいので専用溶剤X-20Aで希釈して筆塗りしています。

筆が傷みやすいので使い古しのものを使うと良いでしょう。

レールはタミヤアクリル XF-68 NATOブラウンを専用溶剤で希釈し筆塗りしています。

 

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いよいよバラスト撒きです。

バラストにはモーリンのNバラスト(幹線)を使用しました。

端部以外はマットメディウム水溶液を滴下して固定する方法を使いましたが、

端部は滴下したときに流れて固定が難しいです。

そこでマットメディウムバラストを混ぜてペーストにしたものを盛り付けました。

 

草地の表現はカトーの「日本の草はら 老緑」をメインに

スモールプランツ(コースターフ)のライトグリーンをアクセントに用いています。

 

こうして形にはなりました。

短いながらも電源を接続すれば走行できます。

カントもついているので列車が傾き写真撮影の際は変化がつきます。

 

当初は草がない場所に樹木や小屋を設置する予定でしたが、

展示会に間に合わせるのが困難だったので断念しました。

同様の理由でバラストの着色も省略しています。

いずれはそういった箇所にも手を入れたいですね。

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