1/144 装甲蒸気機関車(BR57)のNゲージ化

買ってから組み立て途中で長いこと放置していたドラゴン製の1/144 装甲蒸気機関車がやっと完成しました。

昨年からNゲージ化を目論んでいて、なんとか走行までできたらと試行錯誤していました。今年の展示会「たのしむ展11」に間に合わせるためジオラマも制作しました。

今回はその制作過程を載せていきます。何らかの参考になれば幸いです。

 

ということでNゲージ化するキットです。

1/144スケールの戦車輸送貨車と38(t)戦車、砲車、指揮車、歩兵車

そして装甲蒸気機関車のセットとなっています。

この他、展示用のレールも付属します。

 

いきなりNゲージの動力を載せるのは不可能なのでまずは検討から。

いろいろ悩みましたがKATOのC11(旧製品)の動力を加工することに。

C11は動輪が3軸ですが(BR57は5軸)、下回りは装甲で隠れるので大丈夫そうです。

 

試しに動力を合わせてみるとシリンダー部分がちゃんとかみ合います。

先台車はこの段階で外しておきました。

従台車はあっても良さそうですが外してしまいました。

本体はシリンダーに乗っているだけなので

グラつき防止のために積層したプラ板で支柱を作りました。

また持ち上げた際に動力ユニットが脱落するのを防ぐために

プラ板を小さくカットして本体左右裏側に貼っておきました。

0.8mmの真鍮線をペンチで曲げて簡易連結器も作りました。

炭水車(テンダー)は本体に底を取り付ける方式ですが、

このままでは市販の台車を取り付けることができません。

そこで底パーツに中心線を罫書き、対象になるようにドリルで穴を開けました。

当然ながら回転する以上、切り欠きを作ったり嵩上げが必要となります。

この辺りは現物合わせで作った感があります。

台車はカトーの小型車両用台車を差し込むだけですがちょっと緩いかなと感じます。

現状の工作精度ではこの辺りが限界です...

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連結器はプラ板を切り出して作成しました。

連結すると以下の写真のようになります。

ちょっと連結間隔がありますがカーブ通過での安定性を取りました。

ちなみに塗装ですが、下地にはオキサイドレッドサーフェイサーを吹きました。

その後、クレオスのダークイエロー(サンディイエロー)を吹きましたが

ちょっと吹き過ぎたかもです。もう少し下地が透けても良かったかな。

 

ここから1年近く放置していましたが、

展示会に向けて制作を再開しました。

手始めにシリンダー部分の連結器ガードを装着しました。

シリンダーが金属製なのでここを削るのは大変です。

なので連結器ガード(プラ製)の裏をひたすら削りました。

バッファパーツも動力ユニットと干渉するので切り取り後、仮止めして検討しました。

 

いろいろ悩みましたが

バッファはプラ板で延長し、ガードと接着しました。

連結器周りはプラ板とプラペーパーをL字に組み、ユニットの突起に接着しました。

この辺りは結構大変でした。歪みが少なくなるようにするのが難しかったです。

 

ウェザリングですが、

水性ウェザリングペイントを使用しました。

ウォッシュアンバーはスミ入れに使い、

ナチュラルラストは足回りや梯子、手すりに使いました。

この他、両色を混ぜたりもしています。

無事に完成しました。この時点で展示会まで1週間でした。

時間ギリギリでしたが展示用のベースを制作することに。

セリアで購入した木箱を裏返してフレキシブルレールを敷設しました。

フレキシブルレールは初めてでしたが、

カットしたあとの端面の処理が難しかったです。

この辺りの顛末はまた改めて記事にするつもりです。

何がともあれ展示会に間に合わせることができて良かったです。

一応ですが以前制作したコントローラも断線していた箇所や

配線を見直して復活させました。

空いている時間に動かしましたが、概ね好評で良かったです。

様々な展示物があり賑やかで楽しい「たのしむ展11」でした。

主催のリョータさんをはじめ、参加者のみなさんありがとうございました。

この場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

リョータさんのサイトは以下からどうぞ。

ryota-puramo.com

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