工場Nゲージレイアウトの製作24

お久しぶりでござる。

前回の更新よりだいぶ間が空いてしまいました...

すっかり夏も終わり肌寒くなってきましたね。

 

さて、前回のレイアウト工事では中央部に地面を作りました。

今回もその続きをやるつもりでいましたが...

今回は思い立ってレイアウト初となる池の造成です。

池というか水辺を作ることには全く慣れていない私ですが

いきなり作ると色や質感含めてやばくなりそうです...

 

ということでしっかり教科書を熟知してからテストピースを作りました。

テストピースは条件を変えて2つ作成することにしました。

まずはプラ板の上に軽量樹脂粘土で地面のベースを作りました。

このとき水深を表現すべく中央部は凹ませておきます。

 

乾燥後にそれぞれクレオスのウェザリングペースト(マッドホワイト+マッドブラウン)、タミヤの情景テクスチャーペイント(ライトサンド)で地面を作りました。

向かって左がウェザリングペースト、右がテクスチャーペイントです。

ウェザリングペーストは粒子が細かくまさにペーストです。

塗る際は使い古しの筆を使いましたが塗るというより置く感じでした。

ウェザリングペーストは本来であれば戦車模型等の泥汚れを表現するものなので、

ジオラマの地面に使うのは趣旨が違うような気もしますが、

Nスケールの地面表現にも良さそうです。

 

さて、タミヤの情景テクスチャーペイントも見ていきましょう。

こちらはウェザリングペーストよりも粒子感が強いです。

こちらも使い古しの筆を使って塗っていきましたが、

ザラザラとしていていてそのままでは塗りにくく感じました。

そこでタミヤ アクリル 溶剤X-20Aを添加したところ格段に塗りやすくなりました。

平らにしたい場合はヘラを使うのも良いでしょう。

 

地面はそれぞれよく乾燥させてから水底を塗装して水素材を流していきました。

先程とテストピースの並びが逆になってしまっていますが、

向かって右がウェザリングペーストによる地面、

左が情景テクスチャーペイントによる地面です。

 

ではウェザリングペーストによる地面から見てきましょう。

こちらの水表現に用いたのは同シリーズのウェットクリアーです。

その名の通り透明に近い水素材です。

水溜まりの表現や他のウェザリングペーストと混ぜて湿った泥を表現することに用いられます。

今回はこれを使って池を表現するわけですが、

本来はそういう使い方ではないということを痛感しました...

粘度が高めなので筆で塗ると水面が上下します。溶剤で薄めておけば良かったかも。

水溜まりより深さがあるのでそういった局面には難しいかもしれません。

とはいえ乾燥するとしっかり水面のようになります。

戦車模型もたまに作るので各種ウェザリングペーストを

使いこなせるようにしたいですね。

 

さて、左の方も見ていきましょう。

情景テクスチャーペイントの地面にはファレホのスティルウォーターを使用しました。

スティルウォーターは粘度が低いため流動性があります。

そのため窪んだ場所には最適です。

しかし、一回で2~3mm程度の厚みまでしか流せないので深さのある池を

再現したい場合は乾燥後にまた流し込む必要があります。

約24時間乾燥させましたが触ってもべとつきはありませんでした。

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続けて水面にさざ波の表現をしていきます。

そういった表現に特化したジオラマ素材もありますが、

今回は画材のジェルメディウムを使用します。

こちらの質感は木工ボンドに似ています。

これも使い古しの筆を上下に動かして波を作りました。

 

乾燥すると透明になります。

波打ち際など白くしたいならばファレホのホワイト等で着色すると良いでしょう。

今回は静かな水面にしたいのでこの工程はキャンセルしました。

 

テストピースの仕上がりは両者ともに良好ですが、

地面の粒子感から情景テクスチャーペイントと

便利さと透明度からスティルウォーターを採用することにしました。

 

ということで池を作成できそうな土地を探しました。

レイアウトの四隅のうち何もない場所があったので、

ちょっと狭いですが地面を作りました。

ちょっと大きめの池がレイアウト外にも広がっていると想定しています。

 

地面を作ったところで水底の塗装に移ります。

水底はファレホカラーのオリーブグリーンをベースにブラックグレー、

ベージュを混ぜて水深を表現しています。

ちなみにあまり水が循環しない池をイメージして塗っています。

ちょっと境界がはっきりしすぎていますが

このときは特に気にしてなかったです...

 

ファレホのスティルウォーターを流し込んでいきますが

このときしっかりマスキングテープで目止めをしておきました。

1枚では心配なので2枚貼っておきました。

流動性があるので隙間があると机が汚れてしまいます。

 

乾燥後にマスキングテープを剥がしました。

端部は表面張力で盛り上がってしまうので、デザインナイフで処理しました。

ちなみに深さが6mmくらいあるのでスティルウォーターは

2回に分けて流し込んでいます。

 

水面がヒケてしまっていますがジェルメディウム

さざ波の表現を行うので問題はありません。

ジェルメディウムを塗布して完成です。

この作業により水底のはっきりした感じが薄れたかなと。

周りの草も仕上げておきましょう。

草地は段階的に表現していくつもりですが手始めに、マットメディウムを塗って

カトーの「日本の草はら」シリーズの老緑をベースに

ブレンド色を混ぜたものを撒きました。

今回は「繁茂・深雪ボトル」を使用して静電植毛をしましたが、

ボリュームは出ていますかね。

 

注意点としてはボトルで散布するので作業机の養生は必要です。

また固定されなかった草は掃除機にストッキングをかぶせてから

吸って再利用できるようにしておきました。

 

池の色と草地の色合いが似ているのでレイアウトの見栄えを

考えると青系の方が良かったかなと思えてきますがこのままいきます...

 

作業の様子を動画にもしてみました。


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そういえばトミーテック名古屋臨海鉄道 ND552形を買いました。

青色にしましたがレイアウトによく似合います。お気に入りです。

 

次回こそは中央部の引き込み線跡を作っていきたいと思います...

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