これまでレイアウトにはターフ(ナノプランツ)をメインに使用してきました。
地面になんとなく決めたターフを撒いていましたが乾燥後に
色合いが変わったりしてイメージ通りにはならないことがありました。
そこでテストピースを使って比較検討してみることにしました。
比較するうえで地面を模したものを作る必要があります。
まず、プラ板に軽量樹脂粘土を薄く盛りました。
その上からファレホのシックマッド(ライトブラウン)を盛り付けていきました。
ペースト状になっているので使い勝手がよく
最近レイアウト制作でも地面表現に用いています。
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最後にテストピースにターフ等の材料を固定しました。
テストピースにマットメディウム塗布後、
各種素材を立てるように撒いてマットメディウム水溶液を滴下し本固定しています。
一応、テストピースに番号を振っておきましたがわかりにくいかもしれません...
今回用いた材料はカトーの「日本の草はら」シリーズです。
①は老緑です。これは単体で使うと整備された芝のような色合いです。
線路のバラストが灰色っぽい場合はこれを線路際に撒くと良い感じになりそうです。
④はブレンドで①と比べて濃い緑となっています。
②と⑤は両方の素材を一回ずつ撒いたものです。
1層目が乾いたあとに上から撒く方式で作成しています。
②は老緑を撒いて乾燥後にブレンドを撒きました。
⑤についてはブレンド→老緑の順番で撒いています。
素材は同じものを使いましたが色合いがだいぶ異なって見えます。
使用場所にもよりますが②の方が
色合いに変化がついているように感じました。
ただ②や⑤のような層を作ると固着段階で草が寝てしまうので
立体感が薄くなります。
③と⑥ですが、下草にターフ(ナノプランツ)の緑色ブレンドを撒いて
その上から日本の草はらシリーズを撒きました。
③はターフ→老緑
⑥はターフ→ブレンド
⑤は色合い的には良いですが、素材感が違い過ぎて浮いて見えます。
⑥は比較的色合いが近いこともあってそこまで違和感は感じません。
あらかじめターフで施工している場所には⑥のような撒き方でいこうと思います。
さて⑦ですが、②のような色調を求めてできるだけ草が寝ないように
あらかじめ混ぜてから立たせるように撒きました。
⑦のメリットは重ねる必要がないので工期が短縮できるのと
草が固着段階でも寝にくいことです。
草の生え方のランダムさでは②の方が良いですが⑦のメリットは大きいです。
より変化を求めるなら茂みにコースターフ(スモールプランツ)を植えたり
フィールドグラス等を植えると良いかと思います。
テストピースにはまだ空間があるので今後追加して比較検討していきます。
今回の記事がなんらかの参考になれば幸いです。
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