今回はいよいよディープウォーターを使って水面の表現を行います。
前回、軽量樹脂粘土を追加した部分は塗装を新たに施しました。
塗装が乾いたので、ディープウォーターの準備を行いました。
内容物の確認です。まずはディープウォーターA、Bです。
これで水を表現します。
混合用カップ、ビニール手袋、ビニール袋、メジャーシール
そして説明書と必要なものは揃っています。
波音カラーは別売りですが、用意しました。
さざ波や白波を表現する素材も発売されていますが、
今回は使用していません。
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ディープウォーターはA剤とB剤があり使用前に混合させますが、
温度を管理する必要があります。説明書にもありますが、
A剤は加熱が不十分だと硬く混ぜるのが難しくなるようです。
混合を十分にしたいのと水面に膜ができるのを防ぐためにも
加熱は必ず行った方が良さそうです。
加熱はA剤とB剤のボトルをビニール袋に入れてお湯につけて行いました。
このときの温度は50℃前後で、お風呂より熱いくらいです。
室温にもよると思いますが、25℃の部屋で10分くらい温めておきました。
温めている間に、付属の混合用カップにメジャーシールを貼りました。
混合チャートで確認するとA剤、B剤を2:1で混合する必要があります。
分量を間違えると固まらない可能性があるのでメジャーシールは必要です。
A剤とB剤を混合させました。A剤が30ml、B剤15mlで行いました。
A剤は表面張力で膨らんでから平坦化するので、
いきなり目盛まで注ぐのはやめた方がいいです。
私はゆっくり注いで、付近ではさらにゆっくり注ぎました。
B剤も慎重に注ぎました。
このあと撹拌しますが、波音カラーを追加するのもタイミングがあるようです。
撹拌してから、1分経過したころに波音カラーを加えました。
30mlに対し、1滴が目安なので1、2滴加えるつもりでいましたが、
予想以上に入ってしまいました。4滴は入ってしまいました。難しい。
あらかじめ水道水で色合いテストを行ったほうが良かったかもしれません。
念のため5分以上撹拌しました。撹拌はゆっくり行うのがポイント。
力が入ってしまうと、泡立ちが多くなってしまうからです。
波音カラー加え過ぎたかなと思ったんですが、
そんなに濃くないのでこのまま進めることにしました。
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いよいよジオラマにディープウォーターを注いでいきます。
漏れると机が大変なことになるので、下に板を敷いておきました。
深いところからゆっくり注ぎます。
注いでみた感じはトロっとした液体ですね。
ちなみに匂いはそんなに気にならないです。
ディープウォーターを一度に注げる最大深度は1.3cmなので、
それ以上の深さで作るときは層を重ねて作る必要があります。
この池は深さ1cmなので一回で大丈夫です。
写真は注いで数十分後です。
気泡が発生しています。
気泡は触っても取り除けないので、ドライヤーで取り除きました。
注意点ですが、距離と向き、風量には十分気を付ける必要があります。
硬化前は当然ながら液体なので流動します。真上で遠くから当てました。
気泡がある程度消えたところで、埃が入るのを防止するために
アルミホイルを上からかぶせます。
密着すると水面にくっついて失敗するのでドーム状になるようにかぶせます。
硬化時に熱が発生し硬化が早くなるとのことですが、
アルミホイルでドームを作ることでその熱が逃げにくくなります。
注いでから24時間後の様子です(途中で膜や気泡がないか何度か確認しています)。
接近するとこんな感じです。
気泡は若干あるものの、だいぶ硬化しています。
ほこりは目立ちませんが、近づいてみるとやはりあります。
ドライヤーや空気中のほこりはどうしても避けられませんから。
ある程度は仕方ないと割り切ります。
さて、注入して40時間後です。
水面にアルミホイルが映り込んでいますね。
完全硬化までは48時間必要ですが、温かい場所で保管していたので
表面は硬化しています。温度が低すぎると硬化に良くないようです。
今回はジオラマが小さく、混合液は45mlでした。
この量では発熱も少なかったです。ジオラマが大きくなると
それだけ量も増えるので発熱にも気を付けないといけませんね。
水底の色を今回は地面色と同じにして制作しましたが、
作りたい風景によっては
同社から発売されている水底カラーを塗ったり、小石を水底に
敷き詰めたりするのも面白そうです。
波音カラーの分量や色を変えるのも手ですね。
今回、説明書の手順に沿って作業を行いましたが、
乾燥時間は各々の環境下で変わってきます。
作業される場合は説明書の手順及び注意事項を熟読の上、
自己責任でお願いいたします。
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